「西荻窪ポロ事件③」

「西荻窪ポロ事件」

第三章、マダムの街



焦った僕は考えたのです。

そして閃きました。

「あ！ここ東京やん。きっといい服売ってるやん。」

リハを終えた僕は本番までの時間に西荻窪の街を散策することにしました。

メンバー全員でイケてる店を求めて西荻窪駅周辺を歩きました。



が、しかし…。

目につくのはイケてるマダムファッションの店ばかり…。

そう、恐ろしい事に西荻窪はマダムの街だったのです。(違ったらすみません)

さらに歩く事数分…。



「マダムファッション着こなしてたら結構オシャレじゃね？」

安田氏は言いました。



「………チョコ食べたいっす」

コリーは言いました。



「…。」

菅野氏は何も言いませんでした。



くっそ～。みんな他人事だと思って適当な事ばっかり言いやがって！！


諦めきれない僕は一人散策を続ける事にしました。


が
、
し
か
し
・
・
・
。

ない。てかここ何処だ？？

これ以上の散策に身の危険を感じた僕はついに諦めました。



ああ…。

僕は北海道からはるばる来て、東京の人達に

「ポロシャツがかぶってる人」

と思われて札幌に帰るのか。

それとも

「マダムファッション長谷川」

と思われて札幌に帰るのか。



…辛い。どちらも辛すぎるよ…。



その刹那、頭に閃光が走りました。

「あ、レゾンＴシャツあるやん。あれめっちゃイカしてるやん。」

僕の衣装が決まりました（笑）

安心した僕は腹ごしらえに行く訳です。富士そばに。

これは何故かというと、僕が置いてけぼりされてる時にメンバー三人は蕎麦を食べて来たと言うのですよ。

この蕎麦好きの僕を置いて！

だから僕は絶対蕎麦を食うと決めてたのです。

そして富士そばに行った訳なんですが、どうも美味しそうに見えなかったんですよ(^_^;)

でも他に蕎麦屋見当たらなかったんで悩んだ末に入る事にしたんですね。

結果は、まぁ…。

おそらくその悩んでる現場を目撃されたんですね。

お恥ずかしい…。

そして会場に戻り、素敵なレゾンＴシャツに着替えて無事ライブを終えたわけです(^^)



～おわり～



…いや～、大長編でしたね。全然話の中味ないのに…。最後の方やっつけ感が見え隠れしてますよね（笑）
連載って多分大変なんでしょうね…。

長い間応援ありがとうございました。長谷川聡の次回作にもご期待下さい。

さーてこれからライブです！頑張ります！


ではまた！